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長原 實の「みのる塾」  [第1話]

みのる塾 今日は、ブランドについて話そうと思います。コーポレートアイデンティティという言葉がありますけれど、会社の社名とかロゴマークとかについて、経験的な話ですけどもしてみたいと思います。

今日は、皆さんに「カンディハウス教書」というのと、マークを用意して参りました。1968年、昭和43年にインテリアセンターという会社を設立して、今日まで42年余り、やって来たということですから、皆さんにとっては、ご両親の世代ですね。まぁ、20年か、30年長く生きているということと、その分だけ色々経験があるという意味ではメリットの部分かなと。
しかしまぁ、一時代古いということから言えば、体力は大分落ちていますし、古い話になるかも知れません、そういう点ではちょっとデメリットかも知れませんが、そのあたりを勘案しながらお聞きいただきたいと思いますし、まぁ、私が一方的にしゃべるのは30分か1時間くらいにして、あとは皆さんと懇談したいと考えています。

株式会社インテリアセンターは、今はありません。現在は、株式会社カンディハウスになっています。
最初の話を致しますと、私は3年半ばかりドイツにいたのですが、ドイツに行くときに技術研修生という、旭川市からそういう肩書きをもらって行っていましたから、帰国したら業界を指導しなさいという、まぁ義務みたいなものがあったのですね。それで木工業指導所という所に入ったのです。これは旭川市の機関ですが、今は旭川市工芸センターという名前になっていまして、現在の場所は産業高度化センターという所にあるのですね、医大の近くです。
市から派遣された研修生だったのですが、旭川市からいただいたのは片道の航空運賃だけなのです。その時代、25万円くらいしたのですよ。羽田からアラスカのアンカレッジに飛んで、そこから北極の上を飛んでヨーロッパに入るというコースでした。ですから、18時間か19時間かかったという時代です。
この費用だけは市が出してくれました。あとは一切市はお金を出していないのですよ。向こうへ行ってからの仕事というのは、出稼ぎみたいなものでね。
私は職人としては、一応の仕事は出来ましたから、家具工場で働けば給料がもらえた。そして数カ月働いているうちに、こいつは少しは使いもんになるな、ということで一応熟練者としての待遇を受けましたから、給料は悪くなかったんです。だから、向こうにいた時の方が、日本にいた時よりも金銭的には楽だった、ということかも知れません。

そんなわけで、帰国して役人にはなったのです。
しかし、役所の中に入ってみると、私は学歴がないのですね。中学しか出ていませんから。中学を卒業した時に、手っ取り早く自立したい、という思いがあって職人の道を選びましたから。それが、役人になるというのは、とんでもないことなのですね、入ってみると。とても将来の道が見えて来ないのですよ。学歴がないということからね。そんなことで、これはちょっと違うなと思っていました。
もう一つあるのです。業界指導という形で、当時の家具業界を歩いていました。指導がどこまで出来たか分からないのですが、まぁ、とにかく古い言葉で言えば「洋行帰り」ですからね。バタ臭いことを言いながら、ドイツではこうやっている、ああやっている、なんてことを言って歩いていたのです。
 
長原 實「みのる塾」2話へ続く
 
 
 
 
 
 
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