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コサイン 星 幸一の 「つながる、仕合せ」

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No.3472　2022年12月8日（木）（ -7℃⇒-1℃）

わくわく様です。

ちりも積もれば山となるとは良く言ったものですね。知らず知らずの内に、帰りの車には雪がたっぷりと乗っていました。日に日に寒さにも慣れて来ています。受注製品としていたコサインオリジナルツリーもご注文いただき、お約束の日にお届けします。また、受注期間は終了しました後のご希望に対応できるように、Mサイズ・メープル・無塗装に限り在庫があるので、すぐにお届けできます！各直営店で実物をご覧いただけるので、ぜひご来店ください！　また、工房では恒例の年始のご挨拶の干支のコースター作りを進めています。2023年の干支とおすすめの商品を組み合わせたイラストデザインを「昇夢虹」小川健一さんに毎年お願いしています。

「つながる、仕合せ」

（コサインてどんな会社？）④

コサインてどんな会社と聞かれる事が、あります。そこで、少し振り返って見たいと思います。

【つくりたがり屋コサインの「コトづくり」】

（コサインてどんな会社？）③に続きます。

■「樹と共に」・・・”木を大切に使い切りたいから。”　　　　　                                 

１９８８年、初めて製品化したのは、目立たないスイッチカバーでした。それは「ない」から始まり、コサインの製品第一号は家具でも道具でもない壁の一部の部品として誕生しました。創業当時からこのように端材を使うコトを心掛けて、それは今でも子どもたちへの贈りものの小さな玩具などに生かされています。この小さな製品づくりや木屑を牧場に届けて牛のベッドにしたり、牛が使い終わった敷き藁代わりの木屑は堆肥になって土に還されたり、木を使い切って一周してこそリサイクルであるとの考えから、これを私たちは「ぐるりさいくる　ｅｃｏｓｉｎｅ」と呼んでいます。

　　　　　                                 

現在も、子どもたちに大人気で、お店の集客にも役に立っているワークショップ。木っ端を生かした「こっぱっぱあそび」があります。これは親子で時計やオブジェをつくる遊びのイベントで、旭川の木工団地でのお祭や全国のお店で開催されています。コサインの木っ端は、普通の家具工場のモノとは違い、小さくても面白い形です。木っ端であれど良質な木材であればこそ生かさなければ「もったいない」と始まり、木っ端が足りなくなるほどの人気ぶりです。翌年の予約も続々ですが、単に木っ端を子どもたちに与えるのではなく遊びづくりを仕掛けて”木っ端遊びって、こ～んなにも楽しいんだよ！”と「見せて・伝えるコトづくり」こそ大切に思います。　

   短材を活かしたものづくりから始まった「もったいない」精神はこの他にも補修・修理をしながら長く使えるコトを配慮した組み立て式の製品などに脈々と息づいています。私たちの身の回りには衣・食・住に渡り輸入製品があふれ次々に大量消費されていくことにマヒして来ました。補修・修理はできずにゴミと化して捨てられるサイクルに振り回されて来ましたが、。私たちは今、ＣＯ２の問題、使い捨て社会への不安や疑問を持ち始めました。これらが大きな社会問題としてクローズアップされている現代、”丈夫で、長く使えば使うほど愛着が沸き人生を共にしていける木の家具こそ、経済や地球環境に貢献できる。”ような気がしています。手入れや修理をしながら、ゆっくりモノと向き合うコトが大切な時代になりました。

わくわくどきどきする2022年の師走にしましょうね。

「デザイン：昇夢虹/小川健一氏」 

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