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コサイン 星 幸一の 「つながる、仕合せ」

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No.3603　 2023年9月1日（金）（21℃⇒29℃）

わくわく様です。

９月１日を迎えた朝は、曇り空。一日雨マークです。寒暖の差も少なく湿度が高くムシムシしています。自然の織り成すことは何ともできませんが、秋にそして冬に向かっているのは間違いない。

今朝の道新見開きで旭川市新総合庁舎の落成式を本日行う記事が、写真と建設に関係した業者が載っていました。その中に、旭川家具工業協同組合もありましたが、組合各社が協力し旭川家具を納品します。　さらに、１１月の開庁に向けて引っ越し作業が本格化するが、庁内の一部の椅子やベンチには、市内産の木材を使った「旭川家具」が設置される記事も地方版として載っています。これまであまり活用されなかった、市内で伐採したミズナラやタモなど天然広葉樹が使われているのも特徴だ。伐採から乾燥、製材、家具作りまで同市内で完結させた「純旭川家具」。関係者は「市内産の木材や家具に市民が触れるきっかけになれば」と期待。（Yahooニュース）後半の記事には異論があるところですが、旭川家具を知っていただける機会になることは間違いない。コサイン製品とOMのベビー用のサークルが付いたベットも納めます。

一方で、西武池袋本店が雇用の維持を求めるストライキによって休館する中、親会社のセブン＆アイ・ホールディングスは、経営の立て直しは困難だとして売却を決めた。 「そごう・西武」の売却をめぐる雇用の不安からストライキを決行した労働組合。 大手百貨店としては61年ぶりのストライキに、街は物々しい空気に包まれた。（Yahooニュース）

百貨店の売上高はバブル期の1991年当時、９兆７０００億円というピークを迎えます。
その後、ファストファッションの興隆やコンビニの拡大、Amazonなどのネットショップの普及。
さらに消費者心理や社会心理の変化などがあり、売上はグングンと下がっていきます。
2022年の全国の百貨店の売上は４兆９８００億円。
半減です。
逆にコンビニの売上は11兆18００億円と右肩上がりです。
でもね、時代に合わなくなったのは今に始まったことじゃなく、21世紀に入った頃から言われていましたよね。
僕も20年くらい前に、ブログか何かに書いたことがあります。
ずっと新しいことをしてこなかった業界ですから。
百貨店は1852年にフランスで生まれました。
パリの「ボンマルシェ」。
アリステッド・ブシコーという人が発明したのです。
誤解を恐れずに言うと、150年以上前に世界初の百貨店がやったことを、今までただ踏襲しているだけですから。
基本的には新しいことはほとんどやっていない業界だった。
だからもう時代に合わなくなって、どんどん縮小していくんですね。
こんなことを書くと百貨店嫌いと思われるかもしれないけど、僕は百貨店は好きです。
子どもの頃は夢の国でした。
若い時には百貨店の仕事をたくさんやっていた。
元々、ディスプレイ・デザイナーだったので。
三越、伊勢丹、大丸、まるひろ・・・
たくさん、ショーウィンドウをデザインして、ディスプレイしました。
とても楽しかった。
だから百貨店の衰退はとても悲しいし、復活してもらいたいって思っていた。
新しいことをもっとやればいいのに、と思い。
大手百貨店の販促部長に提案をしたこともありました。
でもやっぱり新しいことはできないんですね。
固定観念にとらわれているのかもしれない。
百貨店というのは、こういうものだ、的なね。
たぶん今の形態での百貨店は、どんどん衰退していきます。
まったくなくなることはなく、こじんまりとは残っていくでしょう。
そして今誰もが想像できないような、新しいタイプの店舗になっていくんだろうと思うのです。
西武百貨店のオーナーになるアメリカのファンド会社は「ヨドバシカメラ」を入れるという計画らしい。百貨店の部分は少なくなっていくのでしょう。
今後の動静を見守りたいと思います。

（藤村正宏のエクスマ・マガジン）

わくわくどきどきする一日にしましょうね。

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